歯と歯肉(歯茎)のあいだの溝(歯周病ポケット)に汚れ(プラーク)がたまると、歯肉(歯茎)に炎症が起こります。これを歯みがきをせずにそのままにしておくと、さらに炎症が進み、歯を支えている骨まで溶かしてしまうのです。それによって、虫歯でない歯でもだんだんグラグラになり、しまいには抜けてしまいます。
これが歯周病です。年齢を重ねると虫歯より歯周病の方が怖いのです。歯を失うもっとも多い原因のひとつです。歯周病は慢性的な病気で、かなり進行しないと自覚症状が出にくいため、早期の検診と予防が必要です。
「口臭がする」、「口の中がネバネバする」、「歯茎から血がでる」、「歯がグラグラする」、「膿がでる」 …などなど、
「歯みがきをちゃんとしているのに、なかなか改善されない」とお悩みの方は、歯科医院で早めに検査を受けましょう。
健康な歯ぐきの写真をご覧いただき、患者さまとの歯ぐきの違いをご確認いただきます。
検査項目は以下の通りです。
・どの歯ぐきが腫れているか?
・歯周ポケットはどのくらいあるか?
・どの歯が汚れているか?
・汚れはどのくらいついているか?
※当医院では歯の汚れ具合を調べるために、染め出し液による歯垢染色を行っております。
状態が特に悪いところがある場合には、以下の治療を行います。
・スケーラーを使った歯石除去
・フッ素配合の研磨剤によるお掃除
・腫れた歯茎の除去
患者さま一人ひとりの状態に応じた、以下の説明をいたします。
・歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの使い方
・フッ素配合の歯みがき粉やホームジェルの使い方
それは、ブラッシングなのです!!
「なあんだ、それなら私も毎日磨いているわよ」、と思われた方もいらっしゃるとおもいますが、「みがいている」のと「みがけている」のは違うのです。歯ブラシひとつとっても、ひとりひとりにあった歯ブラシやみがき方があるのです!ぜひ、一度お気軽にご相談下さい。